日本移住って正直どう?外国籍社員に移住のリアルな体験談や新生活について聞いてみた!
こんにちは!
アイキューブドシステムズの三好です。
当社の社員のうち約10%は外国籍の社員で、新卒新入社員のうち約20%が外国籍の社員です。また、これまで新卒採用で入社した外国籍の社員は、全員が入社をきっかけに日本に移住しています。
今回は、新卒で入社した2人の外国籍社員に、日本に興味をもった理由や日本での暮らしについて、インタビューしました。これから日本で働くことを考えている外国籍の方にとって参考になる内容になっていますので、ぜひ最後まで見てみてください!
また、日本語のネイティブでなくても読みやすいように、漢字にはふりがなを付け、日本独特の表現には補足の説明をしていますので、読みやすい文章になっていると思います。
日本に移住するまでの道のり
まずは自己紹介をおねがいします。
Neha:2022年に入社したNehaです。インドのマハラシュトラ州にあるプネ出身です。現在はソフトウェアエンジニアとしてサーバーサイドの開発を担当しています。
Muftah:2023年に入社したMuftahです。インドネシアの西ジャワ州にあるバンドン出身です。私も、現在はソフトウェアエンジニアとしてサーバーサイドの開発を担当しています。
日本の企業で働こうと思ったきっかけは何ですか?
Neha:日本語が好きだったので、それが自分のキャリアのプラスになるのではないかと思って、日本の企業で働くことを考え始めました。
日本語を学ぶようになったきっかけは、もともと他の国の言語を学ぶことが好きで、日本語は住んでいる地域の言葉と文法が似ているのが面白いと感じたからです。
Muftah:日本での就職をサポートしている会社の話を聞けるイベントに気軽に応募したことがきっかけでした。ただ、子供の頃から日本のアニメや仮面ライダーなどのテレビ番組を見ていたし、高校では日本語の授業があったので、もともと日本に憧れや親しみはありました。
日本で暮らすことに不安はありましたか?
Neha:「1人で行動すること」が心配でした。インドでは1人で買い物にでかけたり、ご飯を食べている人はあまりいなくて、少なくとも2人以上で行動するのが習慣でした。なので、その文化の違いに最初はビックリして不安でした。
Muftah:インドネシアでも1人で行動することはあまりないです。だから日本に来て初めて、1人で映画館に行って映画を見ました。友だちがいない所に行くということも不安でした。
友だちといえば、新卒で同期入社の方たちは、よくみんなで遊びに出かけていると聞きました。
Muftah:そうですね。同期入社の人たちとはよく遊びます。部署の先輩や他の部署の先輩とも一緒に遊びにいくことがあるのでありがたいです。
日本での暮らしを始める前にどのようなことを準備しましたか?
Muftah:日本の常識や社会のルールなどを調べました。YouTubeには、外国から日本に移住する人のための動画もたくさんあるので、それを見て勉強しました。
Neha:私も日本で暮らす感じはどうなんだろう、どういう人が多いんだろうといったことを、動画を見て学んで、日本に行く準備をしました。
日本に移住後の暮らし
会社から新生活支援のサポートがありますが、スムーズに生活を始めることはできましたか?
Nehaさん:布団や家電など、買う必要があるものは分かっていましたが、どのお店で買ったらいいのか分からないので、一緒にお店に行って買い物に付き添ってくれて、助かりました。
日本で暮らしていくなかで大変だったことはありますか?
Neha:実はすごく大変なことがありました。市役所で登録した自分の名前のふりがなが間違っていたんです。携帯電話を契約しようと思ったら、審査が通らず、理由を調べたら、携帯電話の契約書で書いた名前と、市役所で登録した名前のふりがなが、合っていないことが原因でした。
Muftah:実は私も同じようなことがありました。マイナンバーカード*の申請で登録した時の名前のふりがなと銀行で登録した時の名前のふりがなが違ったんです。何が違ったかというと、ふりがなの順番を間違えて登録していたんです。申請書類によって、最初にFirst nameを書く場合もあれば、Last nameを書く場合もあるので、間違えてしまったようです。
日本に住んだことが無い人にとって、日本の発音や姓名の順番に合ったふりがなをつけることは難しいですよね。
書類を書く必要がある時は、できるだけ周りのサポートがあったほうが良いですね。
日本での暮らしのなかで、良いなと思ったことはありますか?
Muftah:ゴルフをしたり、野球を見に行ったりと、インドネシアではできないことが日本ではできるのが良いなと思います。インドネシアでもゴルフはできますが、お金持ちのスポーツという印象で、気楽にできるものではないんです。でも、日本だと気楽にできる気がします。
食事で困ったことはなかったですか?
Neha:インド料理の食材を売っているお店があるので、あまり問題ではなかったです。
Muftah:味が濃い食べ物に慣れていたので、和食を食べたときに味が薄いと感じました。和食のほうが健康的だし、今は慣れてきたのですが、最初はビックリしました。
日本の食べ物や料理で好きになったものはありますか?
Neha:もともと魚が好きだったんですが、サーモンなどの焼き魚が好きになりました。インドでも揚げたり、カレーにいれて煮込んだりして食べることはありますが、そのまま食べることはないんです。
Muftah:卵かけご飯ですね。インドネシアでは卵を生で食べることがなかったのですが、会社の飲み会の時に初めて食べました。今は朝食など、時間がない時に、卵かけご飯を食べています。
仕事以外の時間はどう過ごしていますか?
Neha:私は少し長い休みがあると、旅行に行きます。友だちと、2ヵ月に1回旅行に行こうという計画をたてていて、これまでに大阪と京都に行きました。来月は北海道に行きます。
日本での仕事
2人は日本語が上手ですが、仕事をしていて言語で困ったことはありますか?
Neha:正直、今でも言語では苦労しています。でも、周りの人がフォローしてくれたり、コミュニケーションを取りやすいようにサポートしてくれるので助かっています。例えば、ミーティング中に私の言いたいことが上手く伝わらない時は、他の社員が手伝ってくれます。
Muftah:同じ言葉でも、使い方によってニュアンスが変わることがあるので、それを理解するのが大変です。でも同期の社員が、「こういう時に、この言葉を使うのは違うよ」と教えてくれるので、そのアドバイスから学んでいます。あとは敬語も難しいです。
今でも苦労しているんですね・・・!
Neha:日本語を上手く話せるようになるには、本で勉強したこととは違うスキルがいるので、積極的に人と会話をするようにしています。あと、自分の言いたいことが、相手に伝わっているか、いつも意識しながら会話をしています。
アイキューブドシステムズでの仕事で得たスキルや、成長を感じたことはありますか?
Neha:日本語を話すスキルはもちろんですが、アイキューブドシステムズではプログラミング言語「Ruby」を使うので、Rubyを使うスキルを得たと思います。あと、人によって仕事のスタイルや仕事を進める方法が違うので、自分も成果を出せるよう、周りの人の仕事の仕方を見て学んでいます。
Muftah:私もプログラミングはスキルアップしたと思います。ただ、最も成長したのは、「ほうれんそう」*ができるようになったことだと思います。積極的に質問したり、相談したりするように、意識して取り組んでいます。「ほうれんそう」をすることで、日本語を使う回数も増えるので、日本語のスキルアップもしていると思います。
今後の目標
今後の目標はありますか?
Neha:仕事の目標としては、頑張って良い先輩社員になりたいと思います。同じ大学の後輩が2024年4月に新卒社員として入社するので、とても楽しみです!
最後に、日本で働きたいと思っている外国の学生に向けてメッセージをお願いします!
Neha:少しでも日本に興味があったら、日本での仕事に挑戦して良いと思います。私の場合は、地元に住み続けたらチャレンジングなことができないと思っていたので、何かにチャレンジしたいという思いがある人は、日本での仕事に挑戦してみるのも良いと思います。地元以外に住んだことがない人だったら、人生が変わる経験になると思います!
Muftah:「生きるために仕事をする(Work to live)」のか、「仕事のために生きる(Live to work)」のかという考えかたがあると思いますが、私は生きるために仕事をしたいと思っています。だから、日本で一生懸命に仕事をしながら、日本での生活をとても楽しんでいます。
私と同じように、日本で楽しく暮らせそうな人は、日本で挑戦してみて良いと思います!
インタビューは以上です。
おわりに
日本に移住し、アイキューブドシステムズで働く外国籍社員に、移住前後のお話や、日本での生活について聞いてみましたがいかがでしたか?
また、今回の記事では紹介していない、新卒1年目社員の働く様子については、こちらの記事でインタビューをしているので、ぜひ見てみてください。
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